肺がん
(1)肺がんの種類
- 肺がんという言葉だけ見ると、「肺にできるがん」という一つの独立した病気のように考えられがちです。
- しかし、ひとくちに肺がんといっても、肺の中でがんの起こる場所、進み方、症状、検査の仕方、治療に対する反応などに違いのあるいくつかのタイプのがんであることがわかります。
(2)太い気管支にできるがん
- 頻度の多いがんとして、扁平上皮がんがありますがその特徴としては、以下のようなものがあります。
- 大気汚染や紙巻タバコと関係が深いといわれ、40歳以上の男性に多い。
- 太い気管支の内腔にできるので、エックス写真でみつかるのは、そうとうに進んだ時期のことが多く、早期の段階にはエックス線写真は役に立たないといってもよい。
- からぜきや血痰などの症状は、早期の段階からでやすく、たんの検査や気管支鏡検査が早期発見の有力な武器である。
- 扁平上皮がんは、早期に症状がでることが重要な点です。
- エックス線写真にはまったく異常がないか、肺がんとは思えないようなわずかな異常しかなくても、症状を重視して、たんの検査、気管支鏡検査を積極的に行うのが、早期発見につながります。
- 次に頻度の高い小細胞がんは、1.2.については、扁平上皮がんと似ていますが、がんは気管支の粘膜の下にはうように進行しますので、相当進行しないと症状が出ません。
(3)細い気管支にできるがん
- 気管支はだんだん枝分かれしていきますが、入り口から離れた、細い気管支にできる代表的なものとして、腺がんがあげられます。
- 腺がんの特徴は以下のとおりです。
- 大気汚染などとは関係がないと考えられ、日本人に多く、特に女性に多く見られる。
- 早期の段階からエックス線検査で異常が見つかるが、早期であるほど、がんらしい特徴の無いわずかな影しか映らず、そのため見落とされたり、他の病気と間違われる恐れがある。
- 早期には、まったく症状が無い。病気が進んだ時期に出てくる。いろいろな症状の中で、もっとも大切なのは胸痛で、がん自身は大きくなくても、胸痛があるときには注意する必要がある。
- 以上のように腺がんを早期にみつけるためには、定期的に検診をうけることが大切です。
- そして、精密検査が必要だと医師に判断されたら、面倒がらずに十分な検査を受けなければいけません。
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